柴犬さんと柴犬さん。

2匹の柴犬との人生。

【柴犬さんとの出会い】4運命の出会い

様々なペットショップを回った我々ですが、疲れと共にひとつの結論に達したのです。

 

色、そこまで拘らなくていいわーーーと。

 

理由は簡単で、回った数々のペットショップの子は素人目で見てもなんとなく元気がなく、健康状態がまちまちに感じたからです。

あの理想とした、キリリとした日本犬の気配は感じられなかったのです。

 

とにかく、健康な子がいい。

 

そこで次に始めたのはブリーダー巡りでした。…とは言っても、2軒ですが。

 

1軒目は、買った柴犬専門雑誌にインタビューが乗っていた「やすし犬舎」という、柴犬界では名の知れたブリーダーさん。

 

2軒目は、やすし犬舎さんは赤柴が主なので、一応黒柴も見てみたいと思った我々が見つけたとある黒柴犬舎さん。(色にまだ尾を引かれている)

 

黒柴の犬舎さんでは赤ちゃんの黒柴を見せて頂けました。成犬はあまりいなかったように思います。

とても狭い土地で、個人の方がやってる感じでした。

 

そして、勝手にここなら!と信頼を置いてやすし犬舎さんへ。

犬舎前では我々が理想とした、武士のような趣のある柴犬が飼育されており、これぞ日本犬!という感じ。

期待高まります。

 

店内には子犬と母犬がケージに入れられておりました。きちんとされている印象です。

 

頑固そうな店主のやすしさんが出ていらして、色々と説明をしてくれたのですが、私の目は売り出し中だという1匹のメスの赤柴の子犬に釘付けになりました。

 

私が顔を近付けると、奥の方にいたその子は目の前のオスの兄弟犬を踏み越えて前にぐいぐいと出てきたのです。私を見て!とばかりに。

 

触っちゃいけないとのことだったので慌てて手を引っ込めましたが、触りたさ100パーセントでした。

 

ペットショップにいる、主に一般的に想像するような柴犬の子犬ではなかったと断言できます。

 

目はくりくりなどしておりません。切れ長で、ややつり上がった奥目。

小さくひ弱な手足ではありません。なんとたくましく太い手足!

ガラス越しに人間を見るのでもなく寝ているあの子犬とは全く違い、なんだなんだ!人間だ!と興味津々に近寄ってきます。

 

やすしさんに言わせると、人間をこわがるのではなく自分から好奇心で近付いて来る方が健康な子犬…だとか。

 

とにかく、私はその子に魅了されました。

イメージしていた、たぬき顔のくりくりお目目の…ではありません。どちらかというとキツネ顔で、すでにシュッとした感じまでありました。

その子は、我々が探していたメスでは最後の売れ残りだったのです。

 

「この子にする。この子がいい!!!」

 

運命を感じました。力強く言いました。

父も、この犬舎の犬達に魅了されたようでした。

 

その日は一旦帰りましたが、もう我々の中では決まったようなものでした。

 

 

 

これが、Mちゃんとの出会いでした。

 

 

 

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